2014年2月7日金曜日

モバイルアプリと広告 - イマドキの基礎知識メモ

アプリに広告をのせるにあたりいろいろ調査。
まずは広告の基礎知識がないとはじまらない。

敵を知り己を~である。


■基礎知識

【広告の種類】

なんとなくは理解していたが、再度整理。
(去年くらいからやたらしつこい広告があったがRTBと判明して納得)


  1. インプレッション課金型広告
    アプリ内に表示するだけで収益。
    0.1~0.5円/1回程度らしい。

  2. クリック課金型広告
    DLしたアプリ内の広告をクリックで収益。
    5~12円/1回程度らしい。

  3. リワード広告
    成功報酬型。
    広告を通じて商品を購入(アプリをDL)が成立した場合、報酬の一部を還元する
    成立すれば一番利益が高いと思うが世の中それほど甘くない。

{ 関連キーワード:RTB、リターゲティング }


【アドネットワーク】

基本的なActorを以下に示す
  • 広告主
    運営に広告出稿。
  • アプリ開発者
    運営からSDK入手、アプリに実装。
  • アドネットワーク運営元
    アプリ開発者にSDKを提供。

主なアドネットワーク (多すぎ!)
  • AdMob
  • AdLantis
  • i-mobile
  • nend
  • AMoAd
  • mediba.ad
  • adPapri
  • InMobi
  • MAIST
  • MicroAd
  • SmarTap
  • その他いっぱい。本当にいっぱいある。
    大手らしきサイトを開いて、そのパートナーとか提携とかそういうページを開くとさらにずらっとでていたりする。


在庫とFillRate
  • 在庫
    広告にも在庫という概念がある。
    広告主から出稿された広告が、仮に全て表示している状態においてこれは在庫0となり、アプリの広告欄に何も表示されない場合もありうる。
  • FillRate
    その名の通り、アプリの広告欄を埋めている割合。
    つまり前項の在庫0の時などは「白紙で表示されない」ということもあるらしい。
    そうなるとFillRateが下がっていくという話。無論100%埋まってる=Fillが好ましいはず。
在庫減 > FillRateが下がる > 単価下がる。 ※ごく自然な市場原理。
Peak to peak で 8割も減することもあるそうだ。オソロシイ。



【コンバージョン】

Googleの統計情報にもでてくる謎な単語であったが理解した。


コンバージョン:   広告により実際に購入につながること。
コンバージョン率: 実購入と広告クリック回数の比率%。


コンバージョン率が低い > 購入につながらない > 広告の価値低 > 広告主出稿減


むやみに広告をタップされても困ることになる。これは私的には意外に思ったがしくみを知ればナルホドである。

誤タップはまず購入につながらない為コンバージョン率を下げていく > 広告主の興味も下げる > 出稿が減る > 広告減少 > 在庫減少 > クリック単価減額 >>> 閑古鳥


アプリ開発者注意点:
  • 誤タップしそうな位置に広告を配置しない
    一見誤タップでも多いほうが良いようにも見えるが、広告本来の目的からすると好ましくない。
    そもそも広告主のメリットを削ぐのでよろしくないという考え。


【SSP】


サプライ・サイド・プラットフォーム又はセル・サイド・プラットフォーム。

多数あるアドネットワークを一元管理してその中から収益性の高い広告を選択、表示する。

アプリ開発者サイドからみても夢のようなしくみ。アドネットワークごとにアプリに再実装とかやってられない。
(どうやらこれのおかげでRTBも実現できている様子)。

 SSPから提供されるSDKを実装すれば良いということになる。
(とはいえ市場原理上、SSPもひとつとは思えないが)




これはSSP各社を調査せねば、ということで続く~

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