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2020年3月22日日曜日

環境テクスチャのHDRファイルの作成方法 ~Blender2.82~

Blenderではいくつかの環境テクスチャ(*.exr)が同梱されており背景に設定できます。
その環境テクスチャ自体を作成する手順をメモ。
今回は HDR形式で出力してみます。

レンダーエンジンはEevee使用。

背景を用意 

事前に環境テクスチャに焼き込む背景やオブジェクト類はある前提とします。
今回はWorldのマテリアルノードで宇宙ぽい感じにしたものを環境テクスチャにしてみます。



カメラを作成&配置

  1. シーンにカメラを配置。
  2. カメラはシーンのGlobal座標で 0,0,0に、Global回転角度を 90,0,-90にする。
  3. カメラのプロパティで以下のように設定。
    Type: Panoramic
    Clip Start: 10m位以上。
※レンダーエンジンが Cycles の場合は PanoramaType欄を Equirectangularにする。


Clip Startが小さいとカメラ自身が背景を遮る(?)ようできれいにレンダリングされない為、適当に少し大きめにする。
背景オブジェクトがある場合はClip Endの距離設定で範囲に入るように設定。



レンダー出力形式設定

 今回はHDRI形式で出力する設定にしてみます。
File Format で Radiance HDR を選択しておきます。


追記:DimentionのResolution で解像度を変更できます。
例:Resolution X=4096, Y=2048
  Aspect X=2, y=1
※メインカメラもこの影響を受けるようなので、環境テクスチャ作成後はメインカメラ用の解像度に戻しておいたほうが良いかも。



レンダリング&出力保存

 F12キーを押すとウィンドウが個別に開いて、レンダリング結果を表示します。
 上部ツールバーから Image>Save As。




File Format で Radiance HDR を選択。
ここでは Space.hdr として保存。




Blenderに環境テクスチャを設定

 保存した hdrファイルを使ってBlenderの環境テクスチャに設定してみます。
  1.  World PropertiesのたタブをクリックしてWorldのパネルを表示。
  2.  Surfaceの欄をクリックして、Backgroundを選択。
  3.  Surfaceの欄をクリックして、Environment Textureを選択。
    ファイルをOpenできるアイコンが表示されるのでクリックして、先程保存した hdrファイル(Space.hdr)を指定して読み込み。
    一応 Equirectangular が指定されていることを確認。



2020年3月19日木曜日

親子設定オブジェクトの移動/回転連動のON/OFFについて~Blender2.82

環境:Blender2.82

Blenderでメッシュを親子設定した場合、通常は親を移動、回転すれば子もいっしょについてくる動作をする。

これを無効化する設定があり、うっかり無効化設定していると親を移動しても子がついてこない状態になってちょっとハマったのでメモ。


















  1. 3D ViewウィンドウでNキー押しでサイドバーを表示させる。
  2. Toolタブをクリック。
  3. Options>Transformにある Parentsがその設定。
  4. Parentにチェックが無い場合。
    ChildはParentの移動や回転に追従する(デフォルト)。
  5. Parentにチェックが有る場合。
    Parentを移動、回転してもChildには影響無し。

2019年9月27日金曜日

3D Viewで近くに寄るとモデルが見えなくなる ~ Blender2.80

3D Viewで近くに寄るとモデルが見えなくなる


3D Viewで作業中にモデルにズームで寄るとメッシュ面が消えて見えなくなることがある。
 


近接表示時の有効範囲がデフォルトで0.1になっている為、その距離未満に近寄るとめりこんだように表示される為。
Clip Startの値を小さくすれば解決する。

Clip Start値設定手順

3D Viewウィンドウで操作。
  1. nキーをクリックしてツールシェルフを表示する。
  2. 右端のタブの「View」をクリックして選択。
  3. Clip Startの値を0.01や0.001等小さくする。
  4. 消えていた近接距離内のメッシュが表示される。



ちなみに、遠いオブジェクトが表示されない場合は「Clip Start」すぐしたの「End」の距離を大きくして表示距離を増やせば見えるようになる。

追記:
0.0001等あまり小さくすると近距離で重なっているメッシュがチラついたりするので注意。
 


 

2019年9月20日金曜日

Symmetrizeで対称Armatureがズレる対策 ~ Blender2.80


人型アバターのボーン(Armature)を半身だけ作っておき、Symmetrizeを使うと自動的にもう半身を生成できて便利です。

ですが状況によってはうまく対称形が作れない場合があります。

ズレて反転コピーされる場合

Symmetrize はアバターの Armature の Object OriginのX座標を起点に対称形を生成します。
以下のような場合はうまく生成できます。

上記図ではアバターArmatureのObject Originが体の中心線上(HipsやSpline等の軸上)にあります。Symmetrize はそこを軸に反対側を生成します。



以下のような場合はうまく生成できません。

上記図のような場合、Lower Leg.Lの左側に Object Originがあります。
これでSymmetrizeした場合、Object Origin の左側にLower Led.Rが生成されます。
結果、おかしな状態になります。



ArmatureのObject Originを正しい位置へ合わせる

X方向の体の中心線上に合わせれば良いのでHipsでもSplineでも良いのですが。
だいたい人型アバターだと足元、中心線上にアバター起点用のArmatureが仕込んであることが多いようです。そこにObject Originも合わせておくのが後々も都合がよいかもしれません。


作業手順。
  1. 3D ViewでObject Modeにする。
  2. Armatureをクリックして選択する。
    ※画面左のツールシェルフがSelelctになっていないと選択できません。
  3. Edit Modeにする。
  4. 合わせ先のボーンをクリックして選択。
    足元でアバターの中心線にあるボーンを選択。
    ※Symmetrizeだけを考えるならHipsでもSplineでも中心線上のボーンならOK。
  5. Shift+Sから、Cursor to Selected をクリック。
    ※3D Cursorが選択したボーンに合います。
  6.  Object Modeにする。
  7.  3D View のヘッダーメニューから、Object > Set Origin > Origin to 3D Cursor をクリック。
  8. これでObject Originがアバターの中心線上に移動しました。
    あとはSymmetrizeすればきれいに対称形が作成できます。


2019年9月19日木曜日

アバター半身のArmatureから対称形を自動生成 ~ Blender2.80

Blender2.80での操作系変更点の自分用メモ。

アバター半身のArmatureから対称形を自動生成する方法。
(2.7系と基本的に同じ)。

X-Mirrorで作りながら対称形も同時制作する方法もありますが、ここでは先に半身を作ってから Symmetrizeで逆側の半身を自動生成します。
※未検証ですが、Symmetrizeだとコンストレイン等もコピーできるらしいので。



Symmetrizeで対称のArmatureを作成

作業手順。
  1. 3D ViewでObject Modeにして対象のArmature選択。
  2. Edit Modeにする。
  3. 全ボーンを選択する。
    ※厳密には対称形を作るボーンのみでOK。Hips、Spline等を選択していても中心線にあるボーンは自動生成はされない。
  4. 3D View内の何もないところでRMBクリックのメニュー > Symmetrize で対称形を生成。
  5. この時予めにボーン名末尾にあらかじめ「.L」等のBlender規定の命名規則を付与しておくと、生成した対称形の各ボーン名に「.R」が自動付与されます。
    ※これは後から LMB>Names で操作もできます。



2019年9月18日水曜日

ポースのIK設定 ~ Blender2.80

Blender2.80での操作系変更点の自分用メモ。
※説明中、ヘッダーが下部に表示している場合有り。
※動画等で海外情報を見ることが多い為、UI設定は英語のまま。


ポーズのIK設定

  1. 3D ViewでObject Modeから対象Armatureを選択。
  2. Pose Modeにする。
  3. 3D View のヘッダー右端の Pose Options をクリック > Auto IKをクリックしてチェック入れ。
  4. IKが有効になる。
  5. 手などの末端のArmatureを動かすと、腕のArmatureがついてくる動きになる。



2019年9月17日火曜日

ボーンX-Ray表示 ~ Blender2.80

Blender2.80での操作系変更点の自分用メモ。
※説明中、ヘッダーが下部に表示している場合有り。
※動画等で海外情報を見ることが多い為、UI設定は英語のまま。


ボーンのX-Ray表示

ArmatureのX-Ray表示をさせる手順。
  1. 3D View画面でObject Modeにする。対象のArmature選択。
  2. Propertiesウィンドウ内タブObjectDataをクリック
  3. Viewport Display項目を開けて、In Front にチェックを入れる。
    名称が X-Ray ではなく In Front になった様子。











2019年9月16日月曜日

法線の表示、反転、外/内向き揃え ~ Blender2.80

Blender2.80での操作系変更点の自分用メモ。
※説明中、ヘッダーが下部に表示している場合有り。
※動画等で海外情報を見ることが多い為、UI設定は英語のまま。


法線の表示

  1. 3D View画面でObject Mode。対象モデル選択。Edit Modeに切り替え。
  2. ダイアログが表示されるので、
    ヘッダーのOverlayアイコンをクリックして表示されるウィンドウで設定変更。



法線の反転、外/内向き揃え

  1. 3D View画面でObject Mode。対象モデル選択。Edit Modeに切り替え。
  2. 法線を操作したいメッシュ部分を選択状態にする。
  3. ALT+N で Normals のダイアログが表示するのでそこから、
  • Flip をクリックで法線反転。
  • Recalculate Outside クリックで外向き揃え。
  • Recalculate Inside クリックで内向き揃え。 

法線の外向き揃え:ショートカット

SHIFT+N 一発で指定できる。

法線の外向き揃え:ショートカット

CTRL+SHIFT+N 一発で指定できる。