いまさらですが、Googleが日本語Webフォントを提供していた という記事をチラっと見かけたのでちょっとメモ。
■予備知識
同じ文章でも異なる文字の形で読んでいる
今ではパソコン、スマホ、タブレット等々と様々な機器でブログ/HPを閲覧しています。
閲覧時、普通は各機器に内蔵の「日本語フォント」を用いて表示しています。
MACとWindowsマシンではちょっと違う雰囲気の漢字(フォント)で読んでいたりするわけです。
Android、iPhoneでもちょっと違うかも?
フォントもサイトデザインの一環
しかしタイポグラフィ(?)的というか文字フォントも「サイトデザイン」の一部といえます。
できれば万人に同じフォントで同じ雰囲気で読んでもらいたい、という要望も一部ではあります。
※極論、明朝フォントでサイトは作ったつもりが、閲覧機器の内蔵フォントの都合でゴシックで表示された、など。
Webフォント
平たく言うと、Web上から日本語フォントデータを「もってくる」技術。
なので、どんな機器でも同じ日本語フォントで閲覧できるように。
フォントデータ自体はTTFやOTFなので別段特殊なものではない。
肝はスタイルシートで「オンライン上のフォントデータ」を指定できるという点。
ライセンス
ブログやHPはパブリックスペースなので、フォントの使用ライセンスに注意が必要。
商用サイトならばなおさらです。
この辺はなかなか面倒な話しですが「Web上でも自由に使える」という点で、
Google提供のフォントは使いやすいライセンスである、ということが注目点です。
実質ほぼ自由に使用可能です。
■Google提供の日本語フォント
フォント名: Noto Fonts。
サンプル表示&ダウンロード先:
Beautiful and free fonts for all languages
ブログで使う場合はCSS指定で特にダウンロードせずとも使えます。
ダウンロードして自サーバに置いてもOK。
□ライセンス
「
SIL OPEN FONT LICENSE Version 1.1 - 26 February 2007」を適用とあります。
参考:Wiki
SIL Open Font License
□つまりどういうこと?ヽ(`Д´)ノ ?
端的に言うと、、
- 自由に使っていいよ O(≧▽≦)O ワーイ♪
ブログやHPの表示に自由に使っても良い。
※パブリックスペースでの使用可。商用可。
- 「フォントだけ」を販売してはダメ (´・x・`) 転売ダメ!
ざっと見る限りダメだと思います。
する人もまずいないとは思いますが・・・。
- でも、アプリに組み込んでアプリを売るのはいいよ♪\(^o^)/ ヤッター
Unity?Unityで利用可能なのか!?
日本語フォントの入ってないAndroid機でも日本語だせるね!(ぇ
ざっくりこんな感じ。
※あくまでざっくりです。ライセンスの読み間違い等の可能性もありえます。
フォント利用&ライセンス確認は自己責任にて。当ページに間違いがあっても一切責任持てませんので念の為。
■Bloggerでつかってみる
CSSに追加するだけです。
ログインしてBloggerの管理ページに行く。
左列メニューから「テンプレート」をクリック。
「カスタマイズ」をクリック。
上級者向けをクリック。
CSSを追加をクリック。
カスタムCSSの欄に次をコピペする。
@import url(http://fonts.googleapis.com/earlyaccess/notosansjapanese.css);
body{
font-family:'Noto Sans Japanese';
}
まだ試験運用的な雰囲気もありそうなので、恒常的に安定利用可能かは若干注意かもしれません。
■Unityでつかってみる
結論からいうと使えます。動作確認済み。
Asset配下のResourceフォルダ以下にフォントデータを配置すればC#から読めます。
メッシュテキストならこんな感じでフォントをロード。
public TextMesh txtmesh;
txtmesh.font = Resources.Load("NotoSansCJKjp-Light");
■独り言
ここまで書いておいて、言うのもなんですが・・・。
特別綺麗なフォントというわけでも・・・ないよね?;(スイマセン;スイマセン;
いや、でも一頃のアレやコレなフォントで苦労したことを思えば・・・充分綺麗ですよネ!
ライセンス的にもクリアですし、安心感が違うっ!なんせGoogleだしねっ!
Blogger
ではCSSでメイリオ指定した方がWindowsだと綺麗だしなぁ(ボソ
Unity利用でも梅フォントとか結構好きだし(ボソ
でもWindowsのPゴシックよりは良い感じだし、選択肢が広がるのは良いと思います。
参考記事:グーグルが日本語Webフォントを提供してた。これはWebフォントの大転換になるかも?