2015年3月11日水曜日

Unity4のプロジェクトをUnity5でコンパイルしてみた

Unity 5 Personal Edition が公開されましたね。

従来PRO版のみだった、あれやこれやの機能も使えるようになって驚きです。

まさに大盤振る舞い、スバラシイ!ユニティ・テクノロジーズ!


と、いうことで従来Unity4のプロジェクトをUnity5でコンパイル。

ちょっと気付いた点をメモ。


バイナリサイズ

Unity4でAndroid用に過去作成したアプリをUnity5でコンパイルしたところ、

Unity4: 12301KB
Unity5: 14326KB

と、ちょっとだけ(約2MB)増えていることに気付きました。

とりあえずいろいろ見渡してみたところではこの2MBの差がどうにも詰まりません。


空プロジェクトで比較

Unity4/5共に空プロジェクトを作り、Android用(ARM v7)でコンパイル。

バイナリサイズを比較してみました。

Unity4:  8468KB
Unity5: 10120KB

やはりUnity5の方が約2MB程多いです。

これは・・・仕様かな?。

VerUPするとよくあるパターン(?)でしょうか。


機能面向上とのトレードオフとも言えそうなのでやむを得ない感じ?。
※何か他の設定でUnity4並みにできる手立てはあるのかもしれません。

一応従来アプリを再コンパイルする際は若干注意。
※特にAndroidアプリ等はロード=起動時間にも関係するので。




おまけ~Device Filter

当初これに気付かずバイナリサイズが2倍になって焦ったのでメモ。

これはUnity4から存在するものなので特にUnity5だから、というものではありません。


※Unity4のAndroidアプリプロジェクトを初回変換した後にARM+86になっていたことに気付く。
変換時に変更された?と思い、その後空プロジェクトのUnity4>5変換では正確に設定を引き継いでいるのを確認。
しかし旧Unity4のアプリプロジェクトはARMのみ指定なことも確認。
Unity5に変換後に人為的に弄ってしまったのか?よくわかりませんが、ちょっと焦ったのでメモです(´・ω・`)


CTRL+SHIFT+B で Build Setting を開き、Androidに Switch Platform。
Player Setting を クリック。

Inspectorを見ると、Other Settings の中に Device Filter があります。

そこで生成するバイナリ種を指定するのですが、

FAT(ARM v7+86)

に、なっていた為、ARMとx86両方のバイナリを埋め込む為サイズが倍近くになっていました。

ARM v7

こちらに設定すると、ARMのみのバイナリになるのでサイズが小さくなります。


ちなみにUnity5新設オプションの、

Android TV Compatibility
Android Game

では、サイズ変動なしでした。

2014年12月31日水曜日

Kindle Fire HD8.9で艦これ

Kindle Fire HD8.9で艦これを動かすメモ。

過去にも数度Kindle Fire HD8.9で動かしてますが、年末定点観測的に動作実験&メモ。
(動作を推奨しているわけではありません。もしも行う際は自己責任で。ちなみに普段はPCのみでプレイしています)



使用したKindle機種は次の通り。

製品名: Kindle Fire HD8.9
搭載OS: Android 4.0.3
ネット回線: Wifi経由 光回線。

多分他のKindle Fireでも動きそうですが(Android4.3位以前)未確認なのでわかりません。


■前準備

Kindle側:
  • 野良アプリインストール可にしておく。
    上下スワイプ > その他 > 端末 > アプリケーションのインストールを許可 を オンにする。

  • デバッグモードにしておく。
    上下スワイプ > その他 > セキュリティ > ADBを有効にする を オンにする。

PC側:
  • Android SDK をインストールしておく。

  • PCとUSBケーブルで接続&認識できるようにしておく。
    所謂ソフト開発&デバッグ可能な状態。
    ※WindowsのデバイスマネージャでポータブルデバイスにKindleが認識しているだけでなく、 Android Composite ADB Interface もインストール&認識している状態。

■Flashのインストール

【重要】
Android版 Flash Player は2013/9/10のリリースを最後に開発終了しています(Android 2.x/3.x/4.x)。

その後のセキュリティホールなどについては何が起こるかわかりません。自己責任にて使用することになります。

□ダウンロード&インストール

今回対象のKindleはAndroid 4.0.3 なので、4.x系最終リリース版 11.1.115.81 を使います。

以下のAdobeのサイトからダウンロードします。
Flash Player Help / アーカイブ版 Flash Player の提供について

上記サイトを開き、中程にある、
「Android 4.0 用の Flash Player バージョン」
を、見つけます。

その下の、
Flash Player 11.1 for Android 4.0 (11.1.115.81)
これをダウンロード(install_flash_player_ics.apk)。

PCとKindle機をUSB接続し、DOSプロンプトから以下のコマンドでインストール。
adb install install_flash_player_ics.apk

既にブラウザインストール済み(Firefox等)の場合は一旦終了させる。
(終了&再度起動しないとFlashプラグインが認識されない為)


※後でアンインストールする場合は以下のコマンドで。
adb uninstall com.adobe.flashplayer



■Firefox 34.01

□バイナリ入手

今回は別のAndroid機(ME-173X)にGooglePlayから一旦インストール、App Extractionというアプリでバイナリ化(/sdcard 以下に保存)。

このバイナリをUSB経由でPCに一旦保存。
(adb pull /sdcard/Firefox.34.0.1.apk Firefox.34.0.1.apk でPCに引っ張る)


その後USB経由でPCからKindleにインストールするという手順を踏んでます。
(手持ち機材ではこれが一番早くできたので)

他にもいろいろ手はあるかもしれません。


□バイナリインストール

PCとAndroid機をUSB接続し、DOSプロンプトから以下のコマンドでインストール。
adb install Firefox.34.0.1.apk

※後でアンインストールする場合は以下のコマンドで。
adb uninstall org.mozilla.firefox


□動作設定

 メニュー > PCサイトモード
で、チェックを入れる。

艦これにログインすると「このゲームはPC専用となっております。推奨環境をご確認ください。」と表示されてしまう。
※以前出来たのにこのFirefoxバージョンではダメな様子。

User Agent情報で弾かれている?と予想。よってこれの対策をしてみる。

メニュー > ツール > アドオン すべてのFirefoxアドオンを見る。
検索欄で user agent と入力。 Custom User-Agent String をインストール。

メニュー > ツール > アドオン > Custom User-Agent String

元のUser Agent情報:
Mozilla/5.0 (Android; Mobile; rv:22.0) Gecko/22.0 Firefox/22.0

以下に書き換える
Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; WOW64; rv:34.0) Gecko/20100101 Firefox/34.0

艦これに再度ログイン。
Flash画面表示枠内に「ここをタップするとプラグインを実行します」とでるので、タップして進む。

艦これ起動!。



■Firefox Beta 35

□バイナリ入手

Firefox 34.01と同じ方法で行った。


□バイナリインストール

PCとAndroid機をUSB接続し、DOSプロンプトから以下のコマンドでインストール。
adb install Firefox.34.0.1.apk

※後でアンインストールする場合は以下のコマンドで。
adb uninstall org.mozilla.firefox_beta


メニュー > PCサイトモード
で、チェックを入れる。


□動作設定

艦これにログインする。
Flash画面表示枠内に「ここをタップするとプラグインを実行します」とでるので、タップして進む。

艦これ起動。

ちなみにUser Agent情報は。
Mozilla/5.0 (Android; Mobile; rv:22.0) Gecko/22.0 Firefox/22.0
と、34.01と同じなのにこちらではなんなく起動する。

私的感想:
  • PCよりは遅い(アタリマエ。

  • 意外とそれなりに遊べる。

  • 画面が大きいので操作しやすい。
    意外と操作感に結構影響してる。
    ピンチ操作で画面の拡大縮小も可能。
     
  • 1920x1200なので画質はPC同等。
    追記:「艦これ」は実質ゲーム画面800x600程度なのでグラフィックの精細さが特に向上するわけではなく、拡大した分粗く見えるとも。文字はアウトラインみたいなので少しきれいかも?
     
  • グラフィックの動きは若干モッサリと遅い。
    特に戦闘はグラフィックの遅さで時間がかかり気味。

艦これリリース直後頃に比べれば劇的に軽くなってる(艦これ側の改良で軽量化してる様子)。
現行Android機の性能向上もあいまって意外と実用域で動作する感じ。



■Chrome 39.0.2171.93

□バイナリ入手

Firefox 34.01 と同じ方法で行った。

□動作設定

PCサイトモードにしても、
 「このゲームを遊ぶには、Adobe Flash Playerが必要です」と表示され艦これできず。







とりあえず Firefox Beta35 が比較的手間も少なく動作する感じですね。
気のせいかブラウザそのものの動作もちょっと早い気がします。



Android機で艦これ

Android機で艦これを動かすメモ。

過去に何度かME-173Xなどで動かしてますが、年末定点観測的に動作実験&メモ。
(動作を推奨しているわけではありません。もしも行う際は自己責任で。ちなみに普段はPCのみでプレイしています)


使用した機種は次の通り。

製品名: Asus ME-173X
搭載OS: Android 4.2.2
ネット回線: Wifi経由 光回線。

多分4.3位までは同様な手順で動作しそう。
それ以降は様相が変わってるとの情報もチラホラ。所持していない為未確認。


■前準備

詳細省略。ざっくり以下のような感じ。

Android側:
  • 野良アプリインストール可にしておく

  • デバッグモードにしておく
    所謂adbコマンドでDOSプロンプトから接続できる状態。

PC側:
  • Android SDK をインストールしておく

  • PCとUSBケーブルで接続&認識できるようにしておく。
    所謂adbコマンドでDOSプロンプトから接続できる状態。
    ※WindowsのデバイスマネージャでポータブルデバイスにAndroid機が認識しているだけでなく、 Android Composite ADB Interface もインストール&認識している状態。




■Flashのインストール

【重要】
Android版 Flash Player は2013/9/10のリリースを最後に開発終了しています(Android 2.x/3.x/4.x)。

その後のセキュリティホールなどについては何が起こるかわかりません。自己責任にて使用することになります。

□ダウンロード&インストール

今回対象機種はAndroid 4.2.2なので、4.x系最終リリース版 11.1.115.81 を使います。

以下のAdobeのサイトからダウンロードします。
Flash Player Help / アーカイブ版 Flash Player の提供について

上記サイトを開き、中程にある、
「Android 4.0 用の Flash Player バージョン」
を、見つけます。

その下の、
Flash Player 11.1 for Android 4.0 (11.1.115.81)
これをダウンロードします(install_flash_player_ics.apk)。

PCとAndroid機をUSB接続し、DOSプロンプトから以下のコマンドでインストール。
adb install install_flash_player_ics.apk

もし既にブラウザ(Firefox等)が起動している場合は一旦終了させる。
(終了&再度起動しないとFlashプラグインが認識されない為)



■Firefox 34.01

GooglePlayでインストール&起動。

メニュー > PCサイトモード
に、チェックを入れる。

艦これにログインすると「このゲームはPC専用となっております。推奨環境をご確認ください。」と表示される。
※以前はプレイできた気がしますがこのFirefoxバージョンではダメな様子。


User Agent情報で弾かれている?と予想。よってこれの対策をしてみる。

メニュー > ツール > アドオン すべてのFirefoxアドオンを見る。
検索欄で user agent と入力。 Custom User-Agent String をインストール。

メニュー > ツール > アドオン > Custom User-Agent String

元のUser Agent情報:
Mozilla/5.0 (Android; Mobile; rv:22.0) Gecko/22.0 Firefox/22.0

これを以下に書き換える
Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; WOW64; rv:34.0) Gecko/20100101 Firefox/34.0


艦これに再度ログイン。
Flash画面表示枠内に「ここをタップするとプラグインを実行します」とでるので、タップして進む。

艦これ起動!。

私的感想:
  • 昔は激重かったが、だいぶ軽くなってる。
    一頃から艦これ自体が軽くなった気がする (数回Vupしてる気がします)。
    ME-173Xでも微もっさりながらも充分遊べるレベルになった感。

  • グラフィックの動作はかなり軽くなったとはいえ微もっさりなのは否めない。

  • タップ反応が微渋いのでしっかりタップする感じで操作。
    タップ時にズレるとスワイプ入力になりやすい点も注意。

  • ピンチ操作で画面の拡大縮小可能。
    補給等タップ位置が小さい場合は、拡大してタップするとやりやすい。



■Firefox Beta 35

多分一番手間がかからないブラウザ。

メニュー > PCサイトモード
で、チェックを入れる。

艦これにログインする。
Flash画面表示枠内に「ここをタップするとプラグインを実行します」とでるので、タップして進む。

艦これ起動。

気持ちFirefox 34.01より軽い気がするようなしないような・・・?。

ちなみにUser Agent情報は。
Mozilla/5.0 (Android; Mobile; rv:22.0) Gecko/22.0 Firefox/22.0
と、34.01と同じなのにこちらではなんなく起動する。



■net(iLunascape version 2.2.0.0)

一応動作はする。
補給の選択タップが1度で2回タップされたような認識でおかしい。
ピンチもきかないので微妙。



■ドルフィンブラウザ

デフォルトだと「このゲームはPC専用となっております。推奨環境をご確認の上、ご利用下さい」と表示され艦これ画面までいかない。

画面左下のイルカマークをタップ。3つでるアイコンの右端をタップしてメニュー表示。
メニュー内の設定をタップ。
ユーザエージェントをタップし、デスクトップをタップ。

 「このゲームを遊ぶには、Adobe Flash Playerが必要です」と表示され艦これできず。

User Agent的には通ったようだが動作せず。

前はこれで動かしたような記憶があったのに何か変わったかな?



■Chrome 39.0.2171.93

 「このゲームを遊ぶには、Adobe Flash Playerが必要です」と表示され艦これできず。





Firefoxが比較的安定動作な感じ。
FirefoxのバージョンでUser Agent偽装の必要/不要がある様子。
現状手間を極力かけないなら Firefox Beta 35 が楽かも?


2014年12月29日月曜日

SDユニティちゃんをBlenderでImportしてみる

SDユニティちゃんが公開されましたね!きゃわいい!

早速Blenderでインポートを試してみたメモ。



■Blender2.72b以前

2014/12/29時点の公式リリース版Blender 2.72b(及び以前版)ではうまくFBXでImportできません。

顔だけになったりおかしいことに。



■Blender2.73 Test Build1以降

Blender 2.73 Test build1だと一応インポートできました。
ちょっとボーンのマーカーの向きがおかしい気もしますが。FBXのImpoter設定はこんな感じ。



FBX Importerの設定で「Automatic Bone Orientation」をオンにするとボーンらしくインポートできる。





どちらの設定でインポートしてもアニメーションの作成等には支障がなさそうなので、この際深く気にしなくてもいいかもしれない。
足のボーンマーカーの大きさも違ったりしますが気にしなければ多分OK!(アバウトさも肝要♪。




■Blender2.73 RC

追記:2015/1時点で2.73が正式リリースされているのでそちらを使う方が良いでしょう。
2014/12/29時点で2.73RC版がでています。
これでもインポートができることを確認。TestBuild1よりこちらのほうが良いかもしれない。

どちらにしても現行の正式リリース版ではまだインポートできないようです。
(RC版は一応正式リリース前版)。

とりあえずBlender上でアニメーション作成&再生はできることを確認。
Blenderからアニメーション込みでFBXでExport。



Unityでインポート、アニメーションプレビューもできた。










とりあえずBlenderでアニメくらいは作れそうです。