しかしKindleは通常GooglePlayにアクセスできない(できるようにするとアマゾンの保証外になる
Amazonのアプリストアには当然無いデス。
■前提環境
- Android SDK,、Unityがインストールされている。
- UnityからPlayボタンでコンパイル&Android機へ読込&実行できる環境ができている。
- ADB環境がPC、Android共にできている(できていないと実機へ読込できないと思う)。
- つまりは基本的にUnityでAndroidアプリが開発できる環境がある。
■ダウンロード
GooglePlayにはつなげないということで直接 apkファイルをダウンロードすれば良い。http://files.unity3d.com/ricardo/AndroidRemote.apk
■Kindle FireHD8.9にインストール
Kindle上部スワイプ>その他>端末>アプリケーションのインストールを許可>オン。これをUSB経由でKindleに放り込み&ES3等のファイラーからインストール。
※ES3はアマゾンアプリストアにあるファイラーのアプリ。無いといろいろ不便。
※インストール後は、インストール許可をオフしても良い。
■リモートデバッグ
Kindle本体に「Remote」というUnityマークのアプリが追加されていることを確認。タップして起動すると待機画面になる。PC上でUnity起動。何かAndroid用プロジェクトをPlayボタンでRunさせる。
PC画面が通常通り実行画面になる。この時Kindleの画面も自動的に同じ画面がでる。
■活用について少し補足
まずちょっと注意点というか認識の違いがあった。私的には一般的に「リモートデバッグ」だとこの場合は、
- 主はターゲット機=Kindle
- 副がPC=デバッガ
- Kindle(Android機)上でターゲットコードはRunningする。
- それをPC側で覗きみたり、ログをモニタできる。
目的のオブジェクトコードは実機で動作しているという前提。
しかしこのアプリ「Remote」は様相が異なる。
どうもこれ、UI部分だけをRemoteアプリがフックしてUSB経由でPC側に投げている気がする。
つまりコード自体はPC上で動いている。
なぜそう思ったかというと
- 実機なら30fpsくらいのアプリが60fps以上で常に動いてる。
CPUパワーありすぎ。 - Kindle側の画面のグラフィックが荒い。
多分Kindle上でレンダリングしていない。PC側のレンダリング結果の画面イメージを転送して表示してる感じ。
※追記:↑ やっぱりできないぽい。Activityへのアクセスがなんかうまくいかない。さすがにそこまでは贅沢か。
便利な点もあるがちょっと微妙な点もある。
- Kindle(Android)側でタッチパネルをタッチするとPC側画面が反応する。加速度センサも有効。
これは便利。 - デバイス筐体基準の論理画面回転位置はPCのものを返すようだ。
コードはPC上で動いているので、そのAPIはどうやらPC上での状態を返す。
これで何が起きるかというと、Kindle側で90度回転したつもりでもPC上では90度回転しないので整合しない。この手のデバッグは無理。
※追記:PC画面に対して実機はなぜか180度回転して表示される。
かなり限定的ですが実機タッチで操作できるのはちょっと便利。開発環境的に入れておいてもいいかもです。
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